外壁の塗料と聞くと「ペンキ」というイメージを持つ人は多いことでしょう。
とはいえ、実際の現場では4種類の異なる塗料が使用されています。
では、それぞれの塗料が持つ特徴や耐用年数についてご説明しましょう。
■「ウレタン塗料」
「ウレタン塗料」の耐用年数は8年から10年で、防水効果が非常に高いという特徴があります。
また、壁に対する塗料の密着性がとても高くはがれにくいのも特徴です。
他の塗料と比較するとやや安価なので、「一時的で良いから外壁をきれいにしたい」という時に便利です。
ただし、戸建の外壁全体にウレタン塗料を使用することがほとんどなくなっています。
むしろ、雨どいやベランダなどピンポイントで使用されることがほとんどです。
■「シリコン塗料」
戸建住宅の外壁塗装で最も多く使用されているのが「シリコン塗料」です。
ウレタン塗料よりも平米単価はやや上がるものの、耐用年数が10年から12年程度であることから「コストパフォーマンスが良い塗料」として広く支持されています。
シリコン塗料を使用すると仕上がりが非常に綺麗というメリットがあります。
加えて、この塗料にはかなり弾力性と伸縮性があるので、土台である外壁が劣化して多少のひび割れが起きてしまったとしても、塗料がはがれてしまうことはほとんどありません。
雨や日差しに強く、気候の変動が大きい地方であっても塗料が劣化しにくい、という魅力もあります。
■「ラジカル塗料」
2015年に登場して瞬く間に人気商品となったのが「ラジカル塗料」です。
この塗料は溶液内に「光安定剤」と「高耐候型酸化チタン」を配合することで塗膜の劣化を抑制して、美しい外壁を維持するという効果があります。
汚れに強く美しい光沢を持ち、耐用年数が10年から15年程度であることから、「間もなくシリコン塗料に代わってメインの外壁塗料となる」と予想されています。
■「フッ素塗料」
耐用年数の平均が約20年という圧倒的な耐久力を誇るのが「フッ素塗料」です。
単価は他の塗料と比較してかなり高価であるとはいえ、「塗装作業の回数を減らすことができる」という観点から考えると、実はコストパフォーマンスが非常に良い塗料と言えるでしょう。
気候の変化に強く、またはっ水性が高いことから、冬場の降雨量や降雪量が多い地方で人気を集めています。
山下塗装工業では、クライアントからの要望と予算に合わせた適切な塗料を常に提案しています。
各塗料の詳しい情報についても電話やメールで気軽に問い合わせることが可能です。