外壁の劣化に気づき、修理を検討しているものの、費用や業者選びに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。
「外壁修理って一体いくらぐらいかかるの?」
「費用を抑える方法はあるの?」
「信頼できる業者を見つけるにはどうすればいいの?」
この記事では、外壁修理にかかる費用相場から、安く抑えるための方法、業者選びのポイントまで、わかりやすく解説していきます。
□外壁修理費用はいくら?修繕費をチェック!
外壁修理の費用は、その内容によって大きく異なります。
部分的な修理・補修と全体的な修理・補修に分けて、それぞれの費用相場を見ていきましょう。
1: 部分的な修理・補修
部分的な修理・補修は、外壁の一部に発生した劣化症状を修復する工事です。
具体的な症状と費用相場は以下の通りです。
・ 汚れ:高圧洗浄で汚れを落とす。
費用相場は2~4万円程度。
・ ひび割れ:ひび割れの状況に応じて、コーキング剤やモルタルで補修する。
費用相場は1~5万円程度(足場なし)または20~50万円程度(足場あり)。
・ 目地の劣化:シーリング材を打ち替えたり、打ち増ししたりする。
費用相場は5~50万円程度(打ち替え)または5~20万円程度(打ち増し)。
・ 鉄部のサビ:サビを落として塗装する。
費用相場は1~10万円程度。
・ 雨漏り:雨漏りの原因を特定し、適切な修理を行う。
費用相場は5~50万円程度。
2: 全体的な修理・補修
全体的な修理・補修は、外壁全体を対象とした工事です。
代表的な工事内容と費用相場は以下の通りです。
・ 外壁塗装:既存の塗膜を剥がして、新しい塗料を塗る。
費用相場は50~120万円程度(30坪住宅の場合)。
・ カバー工法:既存の外壁の上に新しい外壁材を重ね張りする。
費用相場は150~200万円程度(30坪住宅の場合)。
・ 張り替え:既存の外壁材を全て取り外して、新しい外壁材に張り替える。
費用相場は200~280万円程度(30坪住宅の場合)。
□外壁修理費用を安く抑えるための6つのコツ
外壁修理は、高額な費用がかかるイメージがありますが、工夫次第で費用を抑えることができます。
ここでは、外壁修理費用を安く抑えるための6つのコツをご紹介します。
1: 相見積もりを取る
複数の業者から見積もりを取り、費用を比較検討しましょう。
相見積もりを取ることで、各業者の価格やサービス内容を把握し、自分に合った業者を見つけることができます。
2: 工事をまとめて行う
外壁修理と同時に、屋根の修理や塗装、雨どいなどの修理もまとめて行うことで、足場代や諸経費を削減できます。
3: 火災保険や助成金・補助金を活用する
自然災害による外壁の破損は、火災保険の対象となる場合があります。
また、省エネリフォームや耐震リフォームなどの助成金・補助金制度を利用できる場合もあります。
4: 軽度な劣化は自分で修理する
ひび割れや汚れなど、軽度な劣化症状は自分で修理することも可能です。
DIYに挑戦することで、費用を大幅に削減できます。
ただし、高所作業や専門知識が必要な場合は、無理せず業者に依頼しましょう。
5: 勘定科目を修繕費で計上する
自宅兼事務所や店舗など、事業用として建物を使用している場合は、外壁修理費用を修繕費として経費計上できます。
所得税の申告時に修繕費として計上することで、税金対策にもなります。
6: 適切な時期に修理を行う
外壁の劣化を放置すると、修理費用が大幅に高くなってしまう場合があります。
早期に修理を行うことで、費用を抑えることができます。
□まとめ
外壁修理費用は、修理内容や業者によって大きく異なります。
費用を抑えるためには、相見積もりを取ったり、工事をまとめて行ったり、火災保険や助成金・補助金を活用したりするなどの方法があります。
軽度な劣化はDIYで修理することも可能です。
外壁の劣化に気づいたら、早めに修理を行うことが大切です。