新築住宅を計画する際、外壁の色選びは意外と頭を悩ませる問題の1つです。
外壁の色は、家の第一印象を決める重要な要素ですよね。
ただし、色分けの方法によって家の見え方が大きく変わることをご存知でしょうか。
本記事では、外壁の色分けを行う際の基本的なポイントと、色選びに際しての注意点について解説します。
□外壁の色分けを行う時の方法とは?
外壁の色分けには、基本的には2色使用することが一般的です。
単一の色では表現できない奥行きや、立体感を演出できます。
配色によっては、住宅の印象が大きく変わるため、どのように色を分けるかが重要になります。
*縦割り
縦割りは、家を縦に2分割または3分割して、異なる2色を配色する方法です。
この方法を採用すると、縦のラインが強調され、家全体がスリムに、また高く見える効果があります。
特に、高さを生かしたい場合や、スマートな印象を与えたい住宅に適しています。
*横割り
横割りは、家を横に分割して色を配色する方法です。
この手法では、横のラインを強調し、住宅を広く見せる効果があります。
濃い色を下部に配色することで、安定感を演出できます。
横長のデザインを生かしたい住宅におすすめです。
*凹凸で配色
凹凸がある外壁には、凹んでいる部分や突出している部分に異なる色を施すことで、デザイン性を高められます。
この方法では、立体感と動きが生まれ、個性的な外観を実現できます。
特に、モダンなデザインを好む方にぴったりです。
□新築外壁の色選びにおける重要ポイント
色選びにはいくつかのポイントがあります。
汚れや色あせが目立ちにくい色を選ぶこと、周囲の景観との調和を考えること、そして実物の色を見ることが重要です。
1:汚れ・色あせの目立ちにくさを考える
外壁の色選びでは、その色がどれだけ汚れや色あせに強いかを考慮する必要があります。
一般的に、ベージュやアイボリー、グレーなどの淡い色や中間色は汚れが目立ちにくいとされています。
2:周囲の景観との調和
新築する住宅が周囲の景観に調和しているかも大切なポイントです。
特に住宅地では、あまりにも個性的な色を選ぶと浮いてしまう可能性があるため、周囲の環境に合わせた色選びが求められます。
3:実物の色を見る
実際に外壁の色見本を確認し、自分の目で色を確かめることが大切です。
光の当たり方によって色味が異なるため、実物を見ることで実際の色を把握できます。
□まとめ
新築住宅の外壁の色分けは、家全体の印象を左右する重要な要素です。
縦割り、横割り、凹凸での配色方法を理解し、自分の家に合った方法を選びましょう。
また、色選びでは、汚れや色あせに強い色を選ぶこと、周囲の景観に調和する色を選ぶこと、実物の色を確認することが重要です。
これらのポイントを押さえることで、理想の新築住宅を実現できるでしょう。