外壁のコーキング補修工事は、家を長持ちさせるためにも重要な工事です。
また、コーキング補修工事は一般的に足場を使って作業しますが、足場なしでも可能なのでしょうか。
この記事では、コーキングの劣化サインの識別方法と、足場なしでもコーキングの補修工事は可能なのかについて見ていきましょう。
□コーキング補修の適切なタイミングを見極めよう
ここでは、コーキングの劣化サイン(ひび割れ、肉やせや剥がれ、欠け、寿命到達)を識別する方法と、これらの兆候が見られる場合の補修工事の適切なタイミングについて紹介します。
1:ひび割れの発生
ひび割れとは、表面の収縮による細い線の入る症状のことです。
弾力性の失いが破断に繋がる恐れがあるため、軽いひび割れでも放置せず早期対応が必要です。
2:肉やせ・剥がれの発生
雨風や紫外線によるダメージが原因でコーキングが痩せ細る現象です。
これを放置すると雨漏りのリスクが高まり、住宅の寿命を縮める可能性があるため、早めの補修が推奨されます。
3:欠けの発生
経年劣化や厚み不足が原因で起こります。
欠けを放置すると破損が拡大し、最終的には雨漏りにつながる可能性があるため、補修のサインとして捉えるべきです。
4:コーキングの寿命
通常5〜10年とされるコーキング材の寿命ですが、寿命を迎えると防水性が低下し、建物に悪影響を及ぼすため、定期的な点検と交換が必要です。
□外壁のコーキング補修は足場なしでできるのか?
ここでは、外壁コーキングの補修に足場が必要な理由(作業の安全性、効率、品質向上)と、足場なしでの補修リスク及び足場設置の利点について見ていきます。
*足場の必要性
補修作業はしばしば2階部分まで及び、ハシゴを用いた作業は労力とリスクを増加させます。
安全で効率的な作業のためには足場の設置が必須です。
*足場なしでのリスク
不安定な状態での作業は職人の技術に大きく依存し、落下といった安全上のリスクを伴います。
また、不安定な作業環境になると、完成度においても低くなる恐れがあります。
*足場設置の利点
足場を組むことで安全性が高まるだけでなく、作業の効率と品質も向上します。
初期のコストはかかるものの、最終的な結果の品質と安全性を保証するため、足場の設置が望ましいと言えます。
□まとめ
自宅のコーキングの劣化を見逃すことなく、適切なタイミングで補修を行うことが、住宅の長期的な保全に不可欠です。
また、足場の設置は安全かつ効果的な補修作業に欠かせない要素であるため、コーキングの補修工事を行う際は足場を設置するようにしましょう。