外壁塗装を行う際、最も重要なのは塗料の選び方です。
適切な塗料を選ぶことで、家の美観を長持ちさせるだけでなく、耐久性や機能性も向上します。
しかし、塗料の種類は多岐にわたり、どれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。
そこで今回は、外壁塗装の塗料の種類とその選び方について詳しく解説します。
□外壁塗装の塗料にはどのような種類がある?
外壁塗装の塗料は、その特性や用途に応じて様々な種類が存在します。
以下に主要なものを紹介します。
1.ウレタン塗料
ウレタン塗料は、アクリル樹脂とウレタン樹脂を混合して作られる塗料です。
非常に伸びが良く、特有の光沢があります。
雨どいや手すりなどの湾曲した部分に使用されることが多いです。
施工がしやすく、経済的だというメリットがある一方で、耐久性や防汚性に劣ることがデメリットだとされています。
2.シリコン塗料
シリコン塗料は、アクリル樹脂とシリコン樹脂を混ぜ合わせて作られる塗料で、非常に耐久性が高いです。
一般的な外壁塗装に広く使用されています。
価格と耐久性のバランスが良く、汚れにくいことがメリットであり、塗膜の伸び縮みが少ないことが難点として挙げられます。
3.フッ素塗料
フッ素塗料は、ホタル石を主成分とした塗料で、非粘着性や耐薬品性を持っています。
大型ビルや商業施設などの大規模な建造物に使用されることが多いです。
高耐久性と汚れにくさを利点としていますが、次回の塗替え時に塗料がくっつかない場合があることには注意が必要です。
4.無機塗料
無機塗料は、無機物質を主成分とした塗料で、紫外線に分解されない結合を持つという特徴があります。
商業施設などの大規模な建造物に使用されることが多いです。
耐久性が非常に高いことがメリットであり、塗膜が割れやすいのがデメリットです。
□塗料の選び方について
塗料の選び方は、その用途や予算、期待する機能に応じて変わります。
以下に、塗料のグレード別の選び方を紹介します。
1.経済性を重視する場合
ウレタン塗料がおすすめです。
価格が手頃で、メンテナンスもしやすい塗料であるためです。
2.コストパフォーマンスを重視する場合
価格と機能性のバランスが良いシリコン塗料が最適と考えられます。
3.耐久性を最優先する場合
フッ素塗料を選択するのが良いでしょう。
長持ちさせたい方や、長期間のコストを考慮する方に適しています。
4.最高のグレードを求める場合
無機塗料を選びましょう。
価格は高くなってしまいますが、その分の価値があります。
□まとめ
外壁塗装の塗料選びは、家の美観や耐久性を左右する重要なポイントです。
適切な塗料を選ぶことで、家の寿命を延ばし、快適な住環境を保てます。
この記事で紹介した塗料の特性や選び方を参考に、最適な塗料を選んでください。