DIYで外壁塗装に挑戦したいけど、下塗り材の選び方や塗り方が不安、という方も多いのではないでしょうか。
特にシーラーは、外壁塗装の仕上がりを大きく左右する重要な下塗り材です。
この記事では、シーラーの役割や選び方、具体的な塗り方について解説していきます。
DIYで外壁塗装に挑戦する方が、安心して作業を進められるようにサポートします。
□シーラーとは?その役割と選び方を解説
シーラーとは、外壁塗装の下塗り材の一つで、しっくいの吸い込みを抑え、塗装むらを防ぐ役割を担います。
シーラーを塗ることで、下地へのしっくいの吸い込みが均一になり、塗装ムラを防ぐことができます。
また、シーラーはしっくいを塗る際の接着剤のような役割も果たし、しっくいの密着性を高める効果もあります。
さらに、アクやシミが浮き出てくる下地の場合は、シーラーを塗ることでしっくいにアクが滲み出すのを防ぐことができます。
シーラーには、素材や目的によって様々な種類があります。
1: 水性シーラー
水性シーラーは、水性塗料をベースにしたシーラーです。
水性塗料は、有機溶剤系塗料に比べて臭いが少なく、環境に優しいのが特徴です。
ただし、乾燥時間が長く、耐水性も劣るため、外壁塗装にはあまり適していません。
2: 油性シーラー
油性シーラーは、油性塗料をベースにしたシーラーです。
油性塗料は、水性塗料に比べて乾燥時間が短く、耐水性も高いのが特徴です。
そのため、外壁塗装には油性シーラーがおすすめです。
3: シリコンシーラー
シリコンシーラーは、シリコン樹脂をベースにしたシーラーです。
シリコン樹脂は、耐候性、耐水性、耐久性に優れているため、外壁塗装に最適です。
また、シリコンシーラーは、伸縮性にも優れているため、ひび割れ防止にも効果があります。
4: ウレタンシーラー
ウレタンシーラーは、ウレタン樹脂をベースにしたシーラーです。
ウレタン樹脂は、強度が高く、耐候性、耐水性にも優れているため、外壁塗装に適しています。
また、ウレタンシーラーは、密着性が高いため、しっくいの密着性を高める効果もあります。
5: アクリルシーラー
アクリルシーラーは、アクリル樹脂をベースにしたシーラーです。
アクリル樹脂は、耐候性、耐水性、耐久性に優れており、価格も比較的安いのが特徴です。
ただし、シリコンシーラーやウレタンシーラーに比べて、耐候性、耐水性、耐久性が劣ります。
シーラーを選ぶ際は、使用する塗料の種類や下地の状態、予算などを考慮して、適切なシーラーを選びましょう。
□シーラーの塗り方|手順と注意点
シーラーの塗り方は、それほど難しくありません。
しかし、適切な手順で塗らないと、効果が得られないばかりか、かえって外壁を傷めてしまうこともあります。
ここでは、シーラーの塗り方の手順と注意点を詳しく解説していきます。
1: 下地処理
シーラーを塗る前に、下地をきれいに洗浄し、必要に応じて補修する必要があります。
外壁に汚れや埃が付着していると、シーラーの密着性が低下し、効果が得られません。
また、ひび割れや剥がれなどがある場合は、補修材で補修する必要があります。
2: 養生
シーラーを塗る前に、マスキングテープで養生を行い、塗装以外の部分を保護しましょう。
シーラーが他の場所に付着すると、汚れやシミの原因となります。
3: シーラーの塗り方
シーラーを塗る際は、刷毛やローラーを使用します。
刷毛は、細かい部分や角を塗る際に便利です。
ローラーは、広い部分を塗る際に便利です。
シーラーを塗る際は、薄く均一に塗るように心がけましょう。
厚塗りすると、乾燥時間が長くなり、ムラになる原因となります。
4: 重ね塗り
シーラーは、2~3回重ね塗りすることで、効果を発揮します。
1回塗りでは、シーラーが完全に乾燥しない場合があり、しっくいの吸い込みが抑えられない可能性があります。
5: 乾燥時間
シーラーの乾燥時間は、気温や湿度によって異なります。
一般的には、2~3時間程度で乾燥します。
シーラーが完全に乾燥するまで、触ったり、水をかけたりしないでください。
6: 注意点
シーラーを塗る際は、以下の点に注意しましょう。
・シーラーは、よく振ってから使用しましょう。
・シーラーは、直射日光の当たる場所や風の強い場所では塗らないようにしましょう。
・シーラーを塗った後は、換気を十分に行いましょう。
・シーラーは、子供の手の届かない場所に保管しましょう。
□まとめ
この記事では、シーラーの役割や選び方、具体的な塗り方について解説しました。
シーラーは、外壁塗装の仕上がりを大きく左右する重要な下塗り材です。
この記事を参考にして、シーラーを正しく選び、塗ることで、DIYで外壁塗装を成功させましょう。